プレミア12でサムライJが優勝したことよりWBC2009年だろ
ペナントレースが終わりクライマックスシリーズ、日本選手権シリーズと進み
今年2019年の王者がソフトバンクホークスとなったプロ野球。
オフシーズンとなったプロ野球の目玉と
なっていたのが、プレミア12。
結果は、前回もプレミア12を優勝で飾った
サムライジャパンの連覇で幕を閉じた。
ライバルである韓国チームを破り優勝を
果たした日本は、初回に3点を先制された
苦しい展開でも、山田哲人のスリーランで
2回に逆転、投手陣が2回から9回までを
無得点に抑えて、見事に優勝したのだが
どうにも迫力に欠ける印象だった。
私がそう感じるのは、今から10年も前に
行われた、奇跡的な勝利をあげた
あのWBC2009年大会の決勝戦、ライバル
韓国をくだした試合が忘れられないからだ!
プレミア12の優勝がかすむ、あの2009年のWBCの何が凄いのか?
野球経験者の私が、なぜ、今回のプレミア12
よりも、10年も前のWBCに想いを馳せるのか
それには、もちろん理由がある。
まず、2009年WBCで多く語り継がれるのが
勝負を決めた延長戦を制したイチローの
タイムリーヒットだろう。
この一打は、プロ野球にわかファンにもわかりやすい
インパクトがあり、勝負を決める一打となったのだから
賞賛されるのは当然だし注目を集めたのも納得できる。
それに、このWBCではイチローが極度の不振に陥り
あのイチローにして、胃に穴があくようなプレッシャーが
あったと言わらしめたのだから、その鬼気迫る表情からも
引き込まれた人がいたのかもしれない。
私自身も感動したし、その場面を動画などで見ても
今でも胸が熱くなる。
ただ、それでも言い切る。
野球経験者の私が見た2009年WBCの
キーポイントはここではない。
もっとも、優勝に貢献したプレーは他にある。
以下に紹介するプレーが10年も前の2009年WBCが
いかに凄い大会であったか、証明できるポイントなった
最も重要な場面であったと証明できる
何しろ、奇跡のプレーと言っても過言ではないのだ。
内川のプレーで打球が抜けていたら!?日本は勝てなかったかもしれない
それは5回の守備のこと。
前の攻撃で無死1、3塁のチャンスに
無得点に終わったサムライジャパン。
好投を続けていた先発投手の岩隈が同点の
ソロホームランを浴び同点に。
最悪の流れの中、韓国の長打になり得る
打球をレフト内川がショートバウンドの
難しい打球を好補、続けざまに二塁手岩村に
ストライクの送球で二塁タッチアウト!
これは、イチローの決勝打と同等…
いや、それ以上の価値がある。
野球経験者の私からしたら、プロ野球の
ペナントレースでも、年に何回も見られる
プレーではない奇跡のプレーと言っていいし
あの打球が抜けていたら、延長戦もないし
あのドラマチックなイチローの決勝打も
なかったかもしれない。
イチローの決勝打が賞賛されるのは
当たり前だし、当然であるけれども
それより、まず、賞賛されるのは内川の
このプレーなのだ!
内川のこのプレーなくして、日本のWBC連覇はなかったと言えるだろう。
今でも、WBC史上、最高のプレーの一つだったと言えるし
私の中では永遠にスーパープレーなのである。
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